登録販売者試験解答速報を掲載します。

地域: 徳島県香川県愛媛県高知県中国・四国

登録販売者試験 総評(10/30 四国ブロック)

10月30日に実施された四国ブロック(徳島・香川・愛媛・高知)の登録販売者試験の総評です。

※なお、文中の<章>とは『試験問題作成に関する手引き』の<章>のことで、たとえば、<第1章>といった場合は、『手引き』の第1章に該当する部分については...ということになります。

登録販売者試験 総評

四国の試験は、内容として難易度が高いこともあるが問題文を読み解くのが一苦労で、何を問うているのかがわかりにくいものが目立つ。これは『手引き』の中の記述をそのまま抜き出して部分的に語句などを変えることで間違いの選択肢を作る場合によく見られることだが、一部分を変えたことによる全体への影響をあまり考慮していないのか、問題の難易度を上げるために意識的にそうしているのかはわからない。 四国はこれまでも合格率が極端に低いブロックだが、今回も難易度は全体的に高く、合格率は低くなると思われる。

第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識

基本的には定番の域を出ないが、その中でも、サリドマイドのR、S体について出題したり、他の章の記載内容を交えて出題したりするなど、難易度を高めるような出題がなされている。なお、妊婦とビタミンAに関する設問として、ビタミンAをレチノールで出題したのが珍しい。

第2章 人体の働きと医薬品

大腸の腸内細菌が産生するビタミンK(フィトナジオン)を「カルシフェロール」と置き換えて誤りの記述としたり、光線過敏症の副作用の問題で成分名を出題したりするなど、3章との融合問題を出題することで難易度を高めている。また、脾臓が胃の後方の右上腹部にあるか左上腹部にあるか? 眼球を動かす眼筋が6本か8本か? など、細かい問題も出題された。ただ、耳の構造とはたらきに関する問題(問70)で誤りの記述として出題された「内耳の前庭は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分(半規管)と、体の回転や傾きを感知する部分(耳石器官)に分けられる」に関しては、( )内が誤り(入れ替わっている)というもので、せめてそれぞれの「部分」を「半規管」や「耳石器官」に置き換えるぐらいの配慮はほしいところである。

第3章 主な医薬品とその作用

問48を「解なしの可能性あり」としたが、これ以外にも適切かどうか疑問が残る問題が見受けられた。たとえば、問41では誤りの記述として、『手引き』に記載されている「エテンザミドが痛みの発生よりも伝わりを抑えるはたらきが優位である」旨の文の、エテンザミドをサザピリンに置き換えた記述があり、これを誤りの記述としている。しかし、サザピリンが実際に痛みの発生を抑えるはたらきが優位であるのか確認しているのだろうか? 少なくとも、『手引き』に記載がないため、受験者には判断できないだろう。また、生薬の起源植物のわずかな違いをしっかり覚えていないと答えられない問題や、マイナーな漢方処方の問題などが出題されており、難易度は高かった。単純な暗記学習では、6割を取ることも難しかったのではないだろうか。

第4章 薬事に関する法規と制度

今年よく出題されている化粧品の効能・効果(別表)についての設問が、この四国でもとりあげられた。こうした別表に係る設問は、化粧品の製造販売承認や、薬局開設許可の取り消しについてなどでも採用され、難易度を上げている。また別表にも関わるが、『手引き』の平成21年6月修正部分にあたる薬事法第一条が出題されているのが珍しい。「指定薬物」という『手引き』の本文には出てこない単語を選ばせるなど、通り一遍の学習では正解は難しいだろう。

第5章 医薬品の適正使用と安全対策

医薬品の副作用に関する設問が多いが、それらは店頭での情報提供の機会が多そうな医薬品についての設問が大部分を占めている。その他の設問も、登録販売者として知っておけば、活用する機会がありそうな事項に関するものが多くなっており、意識的かどうかは定かではないが、より実践的で店頭で役立つ知識に関する試験の実施を目指しているように感じられた。

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  • 2010年
  • 11月 9日

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