【第2弾】登録販売者講師スペシャルインタビュー<米山 博史 × 仲宗根 恵> その4

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好評のスペシャルインタビューの第2弾!
前回に引き続き、弊社、薬剤師 米山 博史と日本初の登録販売者講師 仲宗根 恵 先生にお越しいただきました!

<出演者>
◇ネットパイロティング株式会社 学術マネージャー
薬剤師 米山 博史


◇PlusOne 代表
医薬品 登録販売者講師 仲宗根 恵 先生

【質問コーナー】★登録販売者講師★ 米山先生と仲宗根先生への質問はこちら!

04.今、登録販売者BBSを振り返って!

質問をぶつけてくれる場っていうのはすごくいい

杉田 5月末から、『登録販売者BBS』というものを立ち上げさせていただきました。多くの方に参加をいただいてまして、みなさんの投稿もいろいろいただいています。
ちょっとここのタイミングで、『登録販売者BBS』を振り返ってみたいなと思い、おふたりに少し感想まとめをお伺いできたらなと思います。

米山 まず、ああいう場があるっていうのはすごくいいかなって思いますね。やっぱり人に聞きにくいことであったりとか、すぐそばに聞ける人がいない、そういう人も結構多くいらっしゃるはずなんで、そういう人がある程度気軽に、質問をぶつけてくれる場っていうのはすごくいいなというふうに思います。

思ったほど変な質問はないんですよね。意識の高い方が多いのかなっていうように思いますんで。すごくいいかなと。

杉田 もしみなさんにアドバイスとか、全体的に見ていただいて、あれば。

仲宗根 やっぱりすごく実践的な、たとえば今日こんなお客様が来ましたみたいな内容の投稿が多いので、実際参加していない人も見てるだけの人も、すごく勉強になると思うんですけど。

見てるとさっきもちょっとお話ししたんですが、どっちの商品がいいんだろうというような質問が多いように見受けられるんですけど、その前の段階で症状をしっかり聞き出すというところが抜けているという印象を受けるので、そういうところをもう少し埋めていけるようなアドバイスができたらいいなと思ってます。

お客様にいわれたことをそのまますぐに商品に選択っていうところにいってしまうので、そこでもっといろいろ聞くところがあるんだけどなと思います。そこをもう少し聞くと、もっと商品の選び方も楽になるし、間違わずに済むので。

毅然とした態度も必要、そのためには知識がないとできない

interview

杉田 ポイントとかあるんですか。聞き方とか。

仲宗根 そうですね・・・・・・。

米山 仲宗根さんが書き込んだ内容で、ものすごく印象に残っているのが、みなさん症状を聞いてすぐに商品にフォーカスしちゃう。だけどそうじゃなくてその前にお客様の病態ですよね、このお客様の体の中でどんなことが起こっているのだろうっていうのを推測できるだけの、きちんとしたヒアリングをしていないんじゃないか。よく西洋医学っていうのは病気を治そうとする、漢方医学って人を治そうとするっていう話がありますけど、人にきちんとフォーカスするべきだという考え方はものすごく参考になりました。

そのためには、どんな質問の投げ方をすればいいんだろう。どんな答えが返ってきたらどう返す、まぁ返すっていうよりも、さらに深くどんなことを聞いたらいいんだろうっていうのを、もうちょっと学習できるといいのかな。

仲宗根 やっぱり病気の知識が、新人の頃は圧倒的に少ないと思うので。病気ってすごくたくさんあるじゃないですか、病気の知識を全部一度に勉強するのは難しいと思うんで。

たとえば今回は下痢のケースとかもありましたけど、急性胃腸炎っていうふうにお客様が来られたら、そのケースについてまた調べる、そういうお客様が来るたんびにその都度詳しく調べるようにしていくっていうふうにするといいと思うんですけど、そこが抜けているので、適剤選びに時間がかかるというか、結局ほんとはもうちょっと早く病院をおすすめしたほうがいいケースだったかもしれないし。難しいなと改めてBBSを見ていて、どんなふうにしたらもっとうまく接客することができるようになるんだろうと、私も考えながら回答してましたけど。

米山 今の下痢の話で、病院に行く前に五苓散を飲んでいただいてもいいのか? そういった質問もあったんですけど。病院に行くっていうのが前提になっているのであれば、基本的には一般用医薬品を使わない方がいいんですよね。症状が出た状態で病院に行かないとお医者さんもその症状を判断できないというのがありますんで、そのあたりはですね、すごく基本的な内容になりますんで、できるだけそういうことを意識してほしいなと思いましたね。

難しいんですけど、お客様というか患者様というか、何らかの症状を改善したくて店頭にいらしているんで、その方に「すぐ病院に行ってください」、これはかわいそうというか自分の業務をきちんとまっとうしていないような、そういった考え方もなくはないですよね。ですからその方が、すぐに病院に行ける状態であったら販売しないっていう選択肢はあるなと、ただすぐに病院に行ける状態ではなければ一時的にはこの薬でっていうふうにすすめるという選択肢もあるのかなと思います。

仲宗根 たとえば受診してくださいという時でも、なぜ受診が必要なのかとか、なぜOTCではだめっていうとこを自分自身もしっかりわかっていて、それをきっちり説明できないとお客様は納得してもらえないので、さっき言ったみたいな症状が出た状態で病院にいったほうがいいですよとか、痛み止めを飲めば症状は治まるんですけど、根本的なところでは治ってないので、病気を悪化させてる可能性もある、そういう説明をちゃんとできないといけないですけど、そのためには病気の知識がないと、お客様が胃が痛いって言っていても、胃じゃないかもしれないですよね。

そういうところ推測がしっかりできて、このケースはもう市販薬では対応できませんっていう判断が毅然とできないと、お客様に対してもあやふやな態度になってしまうので、そうするとお客様もなかなか帰ってくれなかったり、納得してくれなかったりするので、ときには毅然とした態度も必要なんですけど、そのためには知識がないとできないんですよね、絶対。

商品の知識も、お店にいると商品を売らないといけないので、そこに目がいきがちですし、もちろん商品も売るんですけど、その前にもっと、トリアージっていうところを考えると、最悪のケースとか万が一とか、そういうところも頭に入れておかないといけないな、そういう自覚をもって取り組んでいかないといけないかなと感じますね、すごく。
結構重いケースがBBSに来てましたよね、実際。私だったら売らずに病院に行ってもらうなというケースもけっこうあったので。

<【第2弾】スペシャルインタビュー目次>
01.登録販売者 受験生にアドバイスをお願いできますか?
02.今年の登録販売者試験問題の傾向を教えていただけますか?
03.実務経験がない方が初めて受験します。アドバイスをお願いできますか?
04.今、登録販売者BBSを振り返って!
05.店頭に効く登録販売者BBSの使い方、教えてください!
06.登録販売者BBS講師募集開始!

<【第1弾】スペシャルインタビュー目次>
自己紹介
01.処方薬との飲み合わせについて質問は、どのように対応されていましたか?
02.登録販売者にとって第1類医薬品、処方薬の知識は必要か?
03.学習方法を教えてください!
04.最初の接客が怖くて不安です。どうしたらいいですか?
05.これからの登録販売者の責任と役割はどのように考えていらっしゃいますか?
06.責任との向き合い方についてアドバイスいただけますか?
07.薬剤師と薬種商の違いってなんですか?
08.薬種商試験から登録販売者試験に感じることは?
09.登録販売者になってからの継続学習は足りてますか?
10-1.登録販売者」の理解から、かかりつけ登録販売者へ ~情報提供の大切さ~part1
10-2.登録販売者」の理解から、かかりつけ登録販売者へ ~情報提供の大切さ~part2
11.お客様に感謝されるために
12.症状から病気を想像する
13.一人前の登録販売者になるには長い道のりだけど一生を捧げられるお仕事!

[試験対策講座]

[過去問]

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