【第1弾】登録販売者講師スペシャルインタビュー<米山 博史 × 仲宗根 恵> その10-2

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「登録販売者として働いていて、日ごろ困っていることはありませんか?」という問いに対して、70名の登録販売者の方からご回答をいただきました。その中でも質問が多かったものを中心に、弊社の薬剤師・米山 博史と、日本初の登録販売者講師・仲宗根 恵先生に、インタビューを行いました。皆さんの不安や悩みの解消の一助となればと思っております。ご参考になさってください。

<出演者>
◇ネットパイロティング株式会社 学術マネージャー
薬剤師 米山 博史


◇PlusOne 代表
医薬品 登録販売者講師 仲宗根 恵 先生

【質問コーナー】★登録販売者講師★ 米山先生と仲宗根先生への質問はこちら!

10-2.「登録販売者」の理解から、かかりつけ登録販売者へ ~情報提供の大切さ~part2

資格者を育てることが企業の財産になると思う

杉田 スギ薬局さんでしたっけ。地域に密着、来たら最高のおもてなしをして、また来てもらうっていうのはもちろんでしょうけど、そういう信頼を勝ち取るための時間は、ものすごく大切に扱っている企業さんがどんどん今出てきてると思うんですよね。

ドラッグストアがそういう場所に変わっていかない限りは、結局は大義名分のところに登録販売者が活躍してるって言われないというか、いつまでたってもなんか言ったところで意味がないというふうに落ち着いちゃう、それが非常にもったいないなって感じになりますよね。

仲宗根 接客すると人件費というかコストはかかるんですけど、たとえばプラス一品とかできたり、アドバイスできたりとか、PBとかもそうですけど、利益の多いほうをおすすめできたりとか、リピーターになってくださったらいいですよね。そういう感じで。

プラス面とマイナス面と両方あるんですけど、資格者を育てることはお店にとってはすごくプラスだと思うので、そこはもうちょっとそのへんは企業は力を入れたほうがいいんじゃないかなっていうのはあります。

杉田 実感されてるってことですかね。

仲宗根 すぐには結果は出ないかもしれないんですけど、安いだけのお店にはやっぱり魅力がないですよね。

この店に行くとなんでも相談に乗ってくれるとか、お店じゃなく人につくっていわれているので、リピーターは。資格者を育てることが企業の財産になると思うんですけど、私も会社員だった頃は、そこがいつも会社といつも合わないところでした。

杉田 実際にでも、いろいろ教育担当として企業のなかでも教育されてきてはいらっしゃるんですよね。

仲宗根 そうですね。でもやっぱり売り場は放置というか、作業がメインっていうかんじだったので、そこがやっぱり企業とはなかなか。

杉田 折り合いが。

仲宗根 薬は、ほかの商品みたいに陳列しておけばいいというものではないので、そのへんが難しい。

杉田 実際にもどかしい部分なんですよね。

仲宗根 しっかり教育している企業さんは利益もいっぱい出してますよね、やっぱり。

米山 目先の利益だけを(追求するのではなくて)。

仲宗根 お店を回すことだけってかんじになってしまうと、常に登録販売者が辞めてしまって足りない状態になっているお店もよく見ますし。

杉田 それ全国でですか?

仲宗根 そうですね。と、思います。

間違って買っている人もいるので、ちゃんと相談してから買ってほしい

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米山 情報って一番重要な部分なはずなんですよね。同じ「パブロン」、あっちでもこっちでも売ってる。そこにくっつく情報、あなたに一番合ってるっていうことをきちんと説明できるとか、そういったのがたぶん、タダなんだけど一番重要な部分なのかなって気がするんです。

よく昔言ってたのは、「パソコンを買うときに、ただ単に安いだけの店と、きちんと説明してくれる販売員さんがいる店とどっちで買う?」
すると、パソコンだといろいろ聞きたいんで、きちんと説明してくれる人がいるとこに行く人が多いんですって気がするんですよね。

自分の体のこと、健康のことに関してだったら、もっときちんと説明してくれる人のところに行ったほうがいいよね。

杉田 ちょっと高くても、そっち選んで。

米山 情報代だと思ったら全然高くないです。

杉田 ちょっと高くても、この人から買おうって思いますよね。

仲宗根 実際に間違って買ってる人もいますので、そういうのを見たりもするので、やっぱりちゃんと相談してから買ってほしいですよね、みなさんに。

杉田 間違って買っちゃってるんですよね。

米山 胃薬って言ったら全部いっしょって思っているので。

杉田 自分にとっての魔法の薬の「ルル」なんですけど、なんでも効くと思って(笑)。

米山 「日本のかぜにはルルが効く」(笑)。

杉田 間違って買ってるんだよなーとは思ってますけど(笑)。

米山 「ルル」はいい薬ですよ。

杉田 僕にとってはなんでも治るんですけど。

仲宗根 本当にたまに本当に間違ってる、たとえば胃の痛みに普通の頭痛いときの鎮痛薬を飲んでいる人とかたまにいたりします。
「胃にやさしい」とか書いてあると、胃にも効くのかなとっていうふうな判断で飲んで余計に悪くなる。

杉田 おじいちゃんおばあちゃんにはありえそうですよね普通に。

仲宗根 普通に飲む錠剤を、座薬でお尻から入れちゃった人とかも私の経験であったので、「座薬のほうが効くって言われた」って言って、「飲む錠剤をお尻から入れた、何も効かないんだけど」みたいな相談をされて。座薬はちゃんと座薬っていうのがあるんですよって話をしてとか。

米山 効いてしまったほうが逆に危険という感じですよね。

仲宗根 びっくりするような事例もあります。

濫用のおそれのある人には説得、説教みたいなことも

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杉田 やっぱり知識、情報提供は本当に必要なんですね。

仲宗根 あとは濫用とか。市販薬でも結構危ないっていったらあれなんですかね。習慣性があるものがあるので。

米山 濫用に注意すべき医薬品っていうのは厚生労働省から出ていますよ。昔は、かなり昔の話なんですけど、ステロイドを顔に塗って化粧下地に塗ってたとか。

仲宗根 シミが消えるって言って、みんな塗ってたんですよ。

米山 肌が白くなるって。そういうのあったりしたんで。使い方間違えると結構危険ですよ。

仲宗根 濫用も昔は声をかけるんですね。濫用のおそれのある薬を買う人には声をかけて促すというか、やめるように説得したりするんですけど、そういうことも今はあんまり・・・。1人1個までとか今決まってるので、ルールはあるんですけど。昔ほど親身になって声をかけるっていう感じでは今ないですね。たぶん忙しい。

米山 親身になって声をかけられてないですね。

仲宗根 ちっちゃいお店だったりすると、そうせざるを得ない。毎日買いに来られたりするとちょっと危ないですよとかって話、説教みたいなことをしたりとか。

杉田 本当にかかりつけなんですね。

仲宗根 ちょっと本人だけでは無理な場合、家族の方を明日連れてきてちょうだいとかいうふうに話をしたりとか。っていうのも昔はありましたね。

米山 同じ成分が入った錠剤を同じ成分の入った液剤で一気飲みする。咳止め薬なんですけど。そういう人がまぁいたりするんですよね。

杉田 なんとなくわかる気がします。わかんなかったらやっちゃいますよね。

米山 その成分は便秘の副作用があるんで、便秘薬をいっしょに買ってく、そんな人がいたんですよね。昔よく。

<【第1弾】スペシャルインタビュー目次>
自己紹介
01.処方薬との飲み合わせについて質問は、どのように対応されていましたか?
02.登録販売者にとって第1類医薬品、処方薬の知識は必要か?
03.学習方法を教えてください!
04.最初の接客が怖くて不安です。どうしたらいいですか?
05.これからの登録販売者の責任と役割はどのように考えていらっしゃいますか?
06.責任との向き合い方についてアドバイスいただけますか?
07.薬剤師と薬種商の違いってなんですか?
08.薬種商試験から登録販売者試験に感じることは?
09.登録販売者になってからの継続学習は足りてますか?
10-1.登録販売者」の理解から、かかりつけ登録販売者へ ~情報提供の大切さ~part1
10-2.登録販売者」の理解から、かかりつけ登録販売者へ ~情報提供の大切さ~part2
11.お客様に感謝されるために
12.症状から病気を想像する
13.一人前の登録販売者になるには長い道のりだけど一生を捧げられるお仕事!

<【第2弾】スペシャルインタビュー目次>
01.登録販売者 受験生にアドバイスをお願いできますか?
02.今年の登録販売者試験問題の傾向を教えていただけますか?
03.実務経験がない方が初めて受験します。アドバイスをお願いできますか?
04.今、登録販売者BBSを振り返って!
05.店頭に効く登録販売者BBSの使い方、教えてください!
06.登録販売者BBS講師募集開始!

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