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日本OTC医薬品協会は、セルフメディケーション税制に関するアンケートを実施したところ、約7割もの人が「利用したい」と答えたそうです。
同アンケートは、2016年12月16日から2017年1月15日にかけて、20歳未満~70代以上の1万2834人(男性3654人、女性9180人)を対象に行われましたが、その結果、約半数が「セルフメディケーション」や「OTC」「OTC医薬品」という言葉を知らないことが判明! また、OTC医薬品も医療費控除制度の対象になることを知っている人はちょうど50%でした。さらに、セルフメディケーション税制について「知っていた」と答えた人は25.2%と、いっそう低いという結果に……。しかしその一方、69.3%が「セルフメディケーション税制を利用したい」と回答しており、詳しく知らない人は多くても、知っている生活者の多くは新税制に興味をもっているということが伺えます。店頭でもこのおトクな税制を周知することが、売上アップのためにも重要だといえそうですね。
なお、従来の医療費控除制度とセルフメディケーション税制を併用することはできないため、どちらを利用するかは、生活者自らが選択することになります。以前もメルマガで取りあげましたが、そのための指標として、日本一般用医薬品連合会のWebサイトでは、減税額のシミュレーションが可能となっています。課税所得額に加え、従来の医療費控除対象の使用金額と、セルフメディケーション税制対象医薬品の年間購入額を入力するだけで、それぞれの所得控除額が算出され、比較できるので、どちらがお得か知りたい方はこちらを利用するといいでしょう。
まだまだ知名度が低いこの新税制を広めるためにも、税制対象商品を購入された生活者には、「このレシートは、捨てずに保管しておいてください」とお伝えすることを徹底していきたいものですね。
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